海底を覆うプラスチック廃棄物

トムラ、プラスチックの循環性を改善するため、プラスチック汚染に関する国連条約を 10 項目の提言でサポート

トムラは、国連環境プログラム(UNEP)プラスチック条約に関する 10 項目の提言を発表しました。この提言は、11月13日から19日までケニアのナイロビで開催される第 3 回国際交渉委員会会議(INC3)に先立って公開されました。 

UNEP によると、年間 1,100万トンのプラスチックが世界の海洋に流入し、水生生態系の破壊、野生生物の脅威、その他多くの環境および健康関連の問題につながっています。

トムラは、廃棄物管理コンサルタント Eunomia と協力して、世界中の実効的なシステムを調べることで、最高の廃棄物管理ソリューションを策定しました。これらのシステムを成功に導いた理由を理解することで、廃棄物を削減し、リサイクル率を最大化し、炭素排出量を削減し、比較的短時間で循環型経済を促進することができます。プラスチック汚染に関する国連条約は、これを実現するまたとない機会になっています。

策定されたソリューションでは、次の 3 つの重要な要素を使用します。

  1. プラスチック回収率が非常に高い(90% 以上)デポジットリターンシステム
  2. 有機物、繊維、電子廃棄物、紙、ガラスの分別収集
  3. 廃棄前の混合廃棄物の分別と高度な機械的リサイクルを組み合わせて、新品のようなリサイクルプラスチックを生成。

これらのシステムは各地のニーズに合わせることが可能で、グローバルな循環経済の強化と、廃棄物回収者をやり甲斐のある作業に関与させるのに役立ちます。トムラは、効果的なシステムを確実に実装するためには、拡大生産者責任(EPR)政策やその他の法律が緊急かつ効果的に施行される必要があると考えています。さらに、真の循環型経済への移行を目指して、プラスチック製品やプラスチック製パッケージの持続可能な生産と消費を促す他の効果的なオプションも提言しています。

「プラスチック汚染に関する国連条約は、私たちがプラスチック廃棄物を管理しリサイクルする方法に、必要不可欠な変革をもたらす可能性を秘めています」と、トムラの広報担当上級副社長、ウォルフガング・リンゲルは述べています。

「トムラは、プラスチック汚染をなくし、プラスチックを循環させる経済への道を切り開く革新的なソリューションの開発に取り組んでいます。私たちの 10 項目の提言が、実効性のある国際的な法的拘束力を持つ文書を作成する UNEP の取り組みに貴重な貢献となることを願っています。」

トムラの 10 項目の提言は、プラスチックの循環性を改善するための包括的で実行可能なアプローチとして機能します。グローバルな規模で協力することで、プラスチック汚染が過去のものとなる未来を創造することができます。

トムラ 広報担当上級副社長、ウォルフガング・リンゲル
ウォルフガング・リンゲル

「過去 10 年間の努力の拡充にもかかわらず、自発的かつ現在主流のアプローチではプラスチック汚染の問題に対処するには不十分であることは明らかです」と、トムラのシステムデザイン担当副社長ジェイコブ・ログナーグは述べています。「幸いなことに、高性能なシステムが開発され、これらを通じて、世界な進捗を促進するための国際的な法的拘束力を持つ文書として、10 項目からなる提言を策定しました。」

UNEP プラスチック条約に関するトムラの 10 の提言の詳細については、 プラスチック汚染に関する国連条約をご覧ください。